瞑想 方法 入門 ◆(究極の瞑想)◆ 悟り 解脱 Meditation Ultimate

超越瞑想(TM)とは

 TM瞑想(トランセンデンタル・メディテーション)

TM瞑想は、日本語では「超越瞑想」と訳されます。これは古代インドのヒンドゥー教の聖典を、物理学者で哲学者である、マハリシ・マヘーシ・ヨーギが、現代社会に合った形で復興させたものです。TM瞑想の方法は実に簡単で、教師がヴェーダ経典の中から選んだその人向けの「マントラ(真言)」を、心の中で15~20分(1日2回)唱えるだけのことです。たったこれだけのことですが、それによってさまざまな効果がもたらされるのです。


TM瞑想の方法


きょうは超越瞑想の方法をごく簡単に説明します。

本当は、瞑想の方法を文章で説明するのはあまりよくないのだろうと思います。
なぜなら、詳しく文章化すると、先入観を植え付けてしまうため、心の自由な状態が妨げられて瞑想ができなくなる可能性があるからです。

超越瞑想をしようとするときには、自分の精神の状態、魂の状態をあるがままに眺めて(そう、自分が第三者になったつもりで客観的に)、期待も意図もせず成り行きに任せることが重要です。
TMでは瞑想方法を伝授(個人指導といいます)した後、“チェッキング”というフォローが毎週あり、そこで瞑想中にどんな状態になったかを報告し、疑問点などを質問して、うまく瞑想状態に入れるようにチェックしてもらいます。
そのとき、言われることは、瞑想中に起こったどんなことを質問しても、常に「それでいいのです」という答えが返ってくるだけでした。

ですので、本当にちゃんと瞑想をしたい人は、決して勝手な判断で決め付けたり、先入観を持ったりしないでくださいね。何でもそうですが、素直になることが一番大事です。

では、方法です。

1)時間帯
・食事をとる前がいいです。お腹一杯だと、苦しかったりして、心のままに任せられないからです。
・朝食の前、あるいは、夕食の前などの時間がいいでしょう。
 睡眠前でもいいですが、もともと眠いので、瞑想中に眠ってしまいがちです。

2)姿勢と環境
・最初は椅子に腰掛けた状態が楽だと思います。
 楽な服装で、楽に座れる椅子で、なるべく背筋は伸ばして自然なポーズでゆったり座ってください。
 慣れてきたら、いわゆるよく出てくる瞑想者のような、あぐらをかく姿勢でも構いません。オーム真理教の余りよくないイメージがありますが。
 寝そべるのはよくないです。すぐに眠ってしまう可能性があるためです。
・部屋は、余計な音の入らない静かな部屋がいいです。うるさかったら、今は耳に違和感が少ない耳栓があるようなので、それをしてもいいかもしれません。
 照明は少し暗い目がいいと思いますが、眼は閉じるのであまり関係はありません。普通の明るさでも大丈夫です。ただし、チラチラするような光源は、まぶたを通して光を感じるのでよくないです。

3)マントラ
・瞑想に入るための乗り物(誘導装置)として、短い意味の無い言葉を使います。通称、マントラと呼ばれます。サンスクリットで「言葉」という意味らしいです。
・あんまり長くても唱えにくいので、短い、そうですね、4文字程度の意味がない音の組み合わせを考え出してください。
 TMでは、このマントラを瞑想の教師がある方法で決めてくれて、一人一人別々のマントラを伝授してくれます。(でも、本当は有限の種類なのだと思います)
・何でもいいです。シムダル、スメルト、ヒラング、シリム、ヒリム、エング、エンガ・・・などなど。舌をかみそうにならない、言い易い、音の流れのよいマントラがいいでしょう。
 該当する、あるいは似た音の言葉が無いものにしてください。意味のある言葉を使うと、意識がそちらに向いてしまい、心を解放できにくいからです。

4)軽く眼を閉じ、声に出さず頭の中でマントラを繰り返し繰り返しゆっくり唱えます。
 声に出さずに繰り返し思うことが難しい場合、最初は、ごくごく小さな声に出しても構いません。だんだん声を出さないようにして、最後は無言で頭の中でだけ唱えてください。
 ただ、それだけです。マントラをとにかく頭の中で繰り返し続けるのです。
 そうですね、1秒か2秒の繰り返し周期です。

5)雑念
・マントラを唱えていても、次から次にいろんなことを考えてしまいます。
 お腹がすいた、喉がかわいた、お尻がかゆい、晩御飯は何かな?、あの人どうしてるかな?・・・etc。
 それで構いません。どんどん雑念が湧いてくるままにしておいてください。
 変に律しないように。雑念を止めようと意識すると、余計に雑念を呼びます。流れのままに観察していてください。
・最初のうちは雑念だけで終わるかもしれないですが、何度も瞑想しているうちに、だんだんと雑念が湧く時間が短くなっていきます。
 しんぼうしてください。
・雑念が消えると、心の表にたっていたさざ波がピタリとやんで、とても静かな状態になっていることに気づくはずです。

6)終わり方
・瞑想時間は20分程度にして下さい。もう少し長くてもいいかとは思いますが、TMでは約20分と習いました。
 眼を開けたら見えるところに(音がしない)時計を置いておき、そろそろかなと思ったらうす目をあけて時計を見て時間を把握してください。大体でいいです。
・終了時刻になったら、マントラを唱えるのをやめて、ゆっくりゆっくりとまぶたを開いていってください。決して、パッと目をあけないように。ゆっくりゆっくりです。
・目が見えるようになったら、小さな声で「ジャイ・グル・デヴ、ジャイ・グル・デヴ」と言います。これは、本来は瞑想の師(グル)をたたえる言葉らしいのですが、僕は、声を出すことによって意識を覚醒させるのだと理解しています。
 ちなみに、ビートルズの“アクロス・ザ・ユニバース”に、この言葉が歌詞としてリフレインで出てきます。
・完全に目を開いたら、軽く伸びなどして、身体をほぐしてください。

どうですか、頭がスッキリとクリアになった気分になりませんか?
最初からは無理かもしれないですが、何度もトライしているうちに深い瞑想状態に入れるようになり、終わったあと、世の中がクリアに見えるようになる経験をする場合もあります。そんなときは効果が持続し、半日くらいも
そのような爽快な気分のときがあります。
僕の経験では、外を歩くと、ド近眼の目が良くなったかのようにクッキリと景色が見え、世界はこんなにも美しかったんだ、と感激したことがあります。

以上で説明を終わります。
くれぐれも先入観を持たないように。

数年程前にTMの伝授を受けましたが、その頃でも軽く10万円は取られたように記憶しています。
でも、テクニックを理解してしまってから思えば、TMなどを習わなくても、たぶん、上記に書いたことで合っていると思います。現在は、12万円ほどだと思います。
僕は、マントラの代わりにお経を唱えているときにも、だんだんと瞑想状態になります。
とても気持ちがよいですよ。

この瞑想によって起きているのでも寝ているのでもなくただ落ち着いているのでも
ない新しい状態の自分を発見するでしょう。
まどろんでいるのに近いのですが脳はあくまで覚醒しているのでその状態を
冷静に楽しむことが出来ます。
しばらく眠気が残る状態になることが多いです。
宙に浮いているような別次元にいるような感覚になれます。
これを持続することによってこの瞑想状態を日常でも維持出来るようになります。
直前にカフェインのある飲み物は避けて下さい。勿論アルコールや精神薬も
飲まないで下さい。

 サマタやヴィパッサナーとの違いは、雑念をどんどん出して、出し尽くす事ですね。

 インドに古くからある、自由瞑想の一種に「超越瞑想(TM)」と名前を付けただけの気もします。


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