瞑想 方法 入門 ◆(究極の瞑想)◆ 悟り 解脱 Meditation Ultimate

色界 無色界の禅定

 色界の禅定(瞑想)には、4つの段階がある。

これは色界での心集中の進展を四つに分けて示したものである。四念処による観察の瞑想で、この境地に到れる。


1.初禅(第一禅)
思考はまだ働いているが、一点に集中して、欲や悪などあらゆる関わりから、離れて生じた境地である。初禅には、瞑想を習慣化すれば、在家の人間にも至れるはずである。

2.第二禅
心は統一されて、思考作用がなくなり、三昧から生じる喜び、幸福に満ちた境地である。
この境地には、在家では少し長い期間、瞑想を習慣にする必要がある。

3.第三禅
心が統一され、禅定の喜びさえもなくなり、ただ平安の幸福感だけを感じている境地である。気づきはますます冴え、心は澄み渡っている。

4.第四禅
喜悦と幸福の内、残っていた落ち着いた感じや幸福感さえなくなり、苦もなくなった境地である。不苦不楽の清らかな平安のある状態である。



色界は天界(天の神々の世界)とされる。色界の最高の禅定である第四禅に至っても、禅定(瞑想)だけでは色界に対する執着は克服できていない。
色界の禅定(瞑想)には、瞑想を習慣化することで在家の人でも至りやすい。色界の禅定の深まりは、次のようになる。

初禅 → 第二禅 → 第三禅 → 第四禅



 無色界の禅定(瞑想)にも、やはり4つの段階がある。

ここで無色界の禅定(瞑想)には「処」という言葉が使われているが、これは状態というような意味で「定」と同じような意味合いである。これは無色界での心集中の境地を四つの段階に分けて示したものである。
四如意足による集中の瞑想が必要になる。


1.空無辺処(空処定)
虚空が無限であるという禅定で、空間が無限と感じられる瞑想の境地である。

2.識無辺処(識処定)
心の識別作用が無限であるという禅定で、意識が無限と感じられる瞑想の境地である。

3.無所有処(不用定)
いかなるものもそこには存在しない、所有していないという禅定で、なにものも存在しないと感じられる瞑想の境地である。

4.非想非非想処(有想無想定)
心の表象が存在するのでもなく、存在しないものでもないという禅定で、想いがあるのでも、想いがないのでもないという瞑想の境地である。


無色界は、色界よりもさらに高い天界(天の神々の世界)とされる。無色界の最高の禅定(瞑想)である非想非非想処に至っても、禅定(瞑想)だけでは無色界に対する執着は克服できていない。
無色界の禅定には、普通人にとってはかなり瞑想の熟練を要する。無色界の禅定の深まりは、次のようになる。

空無辺処 → 識無辺処 → 無所有処 → 非想非非想処


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